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てんかんの症状③

■単純部分発作
小発作や大発作は原因不明の特発性てんかんですが、単純部分発作は大脳皮質に限局性の病変が存在する症候性てんかんです。症状は病変の存在する部位によって異なりますが、意識障害は伴いません。例えば前頭葉の運動領野の病変では、反対側の手足にけいれんが生じます。異常放電が周囲に広がり、それに応じて局所のけいれんが次々と進展していく発作は、ジャクソン型てんかんと呼ばれています。この異常放電が全脳に波及し、意識障害と全身のけいれんが生じ、二次的に大発作に移行することもあります。

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