本日 72 人 - 昨日 504 人 - 累計 907634 人

家族療法③

家族療法では、実際に病気になった人をクライエント(患者)とは呼ばずに、IP(Identified Patient)≪患者とみなされたもの≫と呼びます。IPは、病気の原因を自分の問題だと捉えたり、他者のせいにする者もいますが、問題は、家族の特定のメンバーにあるのではなく、家族同士の関係の中にあると考えます。ひきこもりや家庭内暴力、ニート、虐待、依存症、うつ病、強迫神経症、対人恐怖症、摂食障害なども、本人だけに問題があるのではなく、家族構成や生活状況、性格、家族関係などすべてを総合的に考え、家族全体のシステム的な原因として捉えていきます。当事者だけの問題だと思っていたことが、実際は、家族相互の人間関係や性格、葛藤などが関与していることがほとんどです。そのため、対象となる人だけをカウンセリングしても十分な効果は期待できないのです。

安川雅史の深層心理テスト安川雅史の深層心理テスト

安川雅史の深層心理テスト2

RSS