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フィルタリングを外したがる子どもを説得するためには

子どもが高校生ぐらいになると、親に反抗してきます。もし、子どもから「高校生にもなってもフィルタリングなんて恥ずかしい。クラスの中で誰もフィルタリングなんかかけてないよ」。と言われたらどうしますか?
ほとんどの親はカチンと来て、「何でわざわざフィルタリングをかけているのに、外さないと駄目なの? 親のお金で契約してあげているんだから、外さないわよ」。そう返そうものなら、「むかつく」「うるさいな」という険悪なやり取りになってしまいます。親の主張は正論ですが、子どもの心には響きません。しかし、「優子の気持ちはすごく分かる。お母さんが優子と同じ高校生だったら、お母さんも親に『フィルタリング外して』って言っていたと思う。でもね、お母さん、もしも優子に何かあったらどうしていいか分からないもの。お母さんは、優子から嫌われてもいいという覚悟はある。いくら嫌われても優子を守りたいもの。だから、フィルタリングは外さない」。こう言われると、イライラしないですよね。
人の心を動かすのは、正論だけでは駄目なのです。心の中に入っていかなければならないのです。フィルタリングを外した親は、「私は、子どものこと信じています。うちの子は悪いことをするような子じゃありません。親が信じてあげないと駄目ですよね」と、もっともらしいこと言っています。「私は子どもを信じています。うちの子は大丈夫です」。この言葉は、無責任な親から出るものなのです。子どもの命が奪われても「信じている」なんて言っていられるのでしょうか。子どもを犯罪から守っていくため、子どもの命を守っていくためにフィルタリングがあるのです。警察庁の発表によると、犯罪に巻き込まれた子どもの95.2%がフィルタリングをかけていなかったのです。
※コミュニティサイトに起因する犯罪における被害者のフィルタリング利用状況(平成26年上半期警察庁発表資料)参考

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